風景づくり春の学校2008

hama09232008-03-16

風景づくり春の学校開校.
150人の参加.八木邸の建物としての魅力,その背後の歴史性,それらが集めた150という数.改めてすごいものと向き合ってるんだなと思った.
第1部はサンライズ糸山において行われた.基調講演とパネルディスカッション,そして我々がこの地域で活動してきたことの報告会があった.会場から質問をしていただく形で貝が進んでいったこともあり,思いのほか盛り上がった.
第2部は場所を波止浜公民館に移して,フィールドワークを行った後でグループディスカッション,そして全体発表という流れ.まず,フィールドワークに出かけたのだが,自分の班はなぜか重鎮ぞろい.でも,さすが波止浜地区のことをよく知っておられて,自分に代わって色んな話をしてくださったおかげで,班全体として良いフィールドワークになったと思う.班員の中に,先日取り壊された専売公社に関するお仕事をされている方がいた.全体発表で色んな意見が出てくる中で,「えらい事をしてしまったんだな」とぼそりといわれていたことがとても耳に残った.そして,この会が,もう少し早く行われていたとして,その方が出席されていたのであれば,今回抱かれたような事を想い,ひょっとしたら専売公社は残っていたのかも知れない,と.

WSは皆で意見を共有することに大きな意味があると思う.みんなで何が大事で,だからどうしていかなくちゃいけないのか,その意思確認をするだけでも非常に大きな意味を持つ.現に,ある建物を残していけたのかもしれないし,八木邸を残していけるのかもしれない.