景観・デザイン研究発表会 2日目

hama09232007-12-09

学会2日目.夕食に約束されている寿司(まわってないやつ)が楽しみである.
今日は,自身の発表が昼からなので,それにあわせるように遅い起床.部屋が地下なので外から及ぼされる環境で(太陽とか),時間を感じれることが,無い.まだ夜中のような雰囲気の中,時計を信じて支度を始める.
2日目にも関わらず,参加者は昨日と変わりなく教室いっぱいである.
お昼.モスの照り焼きチキンでお腹を満たす.皆で同じ物を食べると不思議とうまい.食事中も発表準備.時間とともにPPTのスライドが刻々と変化.結局発表直前までいじっていて,発表の練習はできず.
で,発表.
『風景づくり活動における
コミュニケーション・ネットワークの発展と
その内的構造の分析』と題して.
しかし,アクシデント発生.
パソコンからプロジェクターのほうへ出力されない.2分経過...ようやく映った!と思ったら....小っちゃ....結局時間も無いので,小さいスライドのまま発表.後ろの方の人は見えて無いだろう,たぶん.
発表練習をしっかりとはつめていないので時間の経過感覚が余り無く,発表終盤の予鈴にせかされる.そしてあせる.そして投げ出す.全ては,発表できなかったし,うまくは発表できなかった.
そして15分間の質疑応答(以下参照)
疲れたな.でも,まぁ面白かった.その後,いくつか他の方の発表も聴いたが,いつもとは違う学会で,新鮮に映った.
学会終わって待望のお寿司.最初に出されたアン肝が素晴らしくうまかった.

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○質疑応答(Q:質問,A:answerは自分)
国土技術政策総合研究所 Fさん
Q. ToとCcのメールを区別せずに扱っているが,当然,両者では価値,重みが違ってくるのではないか?
A. Ccのメールも情報の共有という観点から見れば非常に重要であると考えており,また,ネットワークにおいて弱い繋がりのほうが,時に多様な情報をもたらしてくれる場合もある.当然,重みをつける必要性は感じるが,今回は単純な繋がりとして視た.
Q. 分析で終わらせず,今後の地域づくりに活かしていくには?
A. どうしたらいいんでしょうか?

東北大学 H先生
(Fさんに対して)今回の分析は"E-mailを使用した繋がり"という点にだけ着目して,割り切って分析しているのでこれはこういう研究で良いと思う.

政策研究大学院大学 S先生
Q. 本当に大切なことってのはメールでやり取りしないんじゃないの?今回も酒の席とかで決まっちゃったりしたのでは?
A. おっしゃる通りです(後者にたいして).

東京大学 N先生
(コメントを頂いたが,思い出せず)

東京工業大学 F先生
Q. 社会学からのアプローチで,分析手法としては面白い.ただ,結局のところ,あなたは何がやりたかったのか?この分析を通して何が言いたいのか(本当のところは)?
A. ただ単純に,活動体がどういった構成で,どんなネットワークが形成されているのか知りたかった.また,地域の現状として,自分たちが思っている以上の広まりは生じていないとも感じる.

◆H先生
広域的な広まりは見せている.灯籠を用いた今回のようなイベントは,四万十,南伊予に広まり,それなりに定着してきている.地域で見ると,起案者レベルにおいて,プレーヤーの転換があったり,今年のお盆なんかは,地元の方が起案者となって灯籠を活用していたりする.

徳島大学 S先生
Q. 今回,分析をエゴセントリック・ネットワークで進めていますが,違うやり方もあったのでは?
A. 今回の場合,まず分析方法(ネットワーク分析)ありきでデータを集めた.結果,一個人のデータしか集まらず,やむなくエゴセントリックな分析を試みた.ソシオセントリック・ネットワーク分析でやるほうが望ましいとは思います.