ラジオ取材

hama09232007-09-27

ラジオ取材に行ってきました.
ラジオでは4回分(亀三郎邸含め波止浜地区について,来島,小島,馬島)に当たる取材.
波止浜を2時間ほど回った後,馬島へ向かった.
馬島で宿をやっておられる方にインタビュー.好きな風景は,岸壁から覗く速い潮流のダイナミックさなんだとか.お話をお伺いしていると行きたくなったので,行ってみた.木々のトンネルを抜けるときれいなビーチが広がっている.5センチくらいの石が転がるビーチ.速攻ではだしになって水に足をつける.思いのほか暖かい.激流が見れるという岩の上へ.先ほどの穏やかなビーチから目と鼻の先のところにもかかわらず,足を踏み外したら・・・と考えただけで恐ろしくなるような激流.クルージングのフェリーも来ていました.少しの間,ぼーっと眺めていた.
ビーチに戻る.あまりに水がきれいなのでいてもたってもいられなくなり,結局泳いだ.海で泳ぐのは今年初めてです.身をまかせていると,いつの間にかビーチの端から端まで流されていた.穏やかに見えても,このあたりも結構流れを持っているみたいだ.
先ほど,激流のところで一緒だった,フェリーの船員さんにインタビューをして,馬島を後にする.エレベーターで一気に橋上まで.風が吹き抜ける中自転車こいで波止浜港へ向かった.

波止浜港についたのが15:42.フェリーに乗って来島に行こうと思っていたのだが,40分に出港してしまったらしい.どうしても来島に行きたかった(干潮時(17時)に島が一周できるとのことでしたので)ので,フェリーを追いかけ馬島へ戻り,馬島から乗って来島へ行こうと決めた.自転車レーススタート.一気に糸山まで駆け上る,足が止まって息が乱れる.息を吸おうとするとなかなかすえない.苦しい.橋へのアプローチ部.ぐるぐる回る.後10分.橋を一気に進む.呼吸が楽になる.風が心地よいが風景を楽しむ暇なし.フェリーが見える.ちょうど橋の下くらいを行っている.急いでエレベーターへ乗り馬島へ.馬島に降り立ったと同時に汽笛が聞こえた.島内の狭い道を全力疾走...何とか間に合った.自転車をフェリーに乗せ来島へ向かった.
来島について一軒だけある商店の前の自販機で一服.人が通りかかった.インタビューすると,船乗りだったらしく,この来島には何度も足を運んだんだとか.船乗りの中では,松山よりも来島という地名の方が知られていたらしい,かつて.また,シンガポールのあたりの風景がここに似ているとのことだが,やはり,ここの風景は別格らしい.3年前にここに移り住んだ方のお話.
インタビュー後,島を一周回った.ピットと呼ばれるかつての船着場の痕跡を見るためである.しかしながら,ピット?ピット?・・という感じで,知識がなければ普通に通過してしまいそうである.少し歩を進めると階段が現れた.岸壁を削って作られた階段で,満潮時には完全に姿を消しているみたいだ.昔はここからお城のほうへアプローチしていたのだろうか.島の先端についた.一気に視界が広がる.夏の学校で来島班がview180というプロジェクトを打ち出していたが,多分こんな感じかなと疑似体験.島を一周して港で一休み.すると,おじいさんがこちらへ向かってくる.ここに住まれて80年以上の方.おじいさんのお話を聴きながらゆったりと流れる島の時間.日が落ちるのが早くなった.18時のフェリーに乗って波止浜に戻る.そして松山へ.今回の取材分の収録は10月3日に行う予定.感じたものが薄れる前に録っておきたい.

(来島の夕暮れ おじいちゃんの昔話に浸る)