三原村・宮の川〜山茶花の木

hama09232008-10-20

昨晩は大月町から三原村に向けてナイトウォーク.その眠気や疲れもあって,午前中は仮眠をとって午後から調査開始.この日は11月30日に行われるイベントの会場となる山茶花の木を目指して,宮の川地区を歩いた.
細い道の続く集落内を歩いていくと農家レストランにたどり着いた.魅力的な店構えだが入る予定ではないので残念ながら通過.柿の木には実がなっていたのだけれど,昨年ほどの数ではないそうだ.柿は一年置き?に採れる採れないがめぐってくるのだそうだ.
のどかな風景がつづく.

宮の川の集落の奥のほうまで進むと,前方に森がみえそこにぽっかりとトンネルのように,道が続いている.入っていくと雰囲気が変わる.のどかな風景から急に山の中に入ったような感覚.

森のトンネルを抜けると少し開けたところに出る.ここは,11月30日のイベントの際に風景カフェを出す予定の場所だ.


風景カフェ予定地を過ぎると単調な道路がつづく.少しさびしいなということで,歩きながらいい案を考える.M氏のひらめきにH先生が賛同し,路上に牧野富太郎のスケッチを手本に植物を描こうということになった.チョークで,路上に,大きめに.井上雄彦がかつて黒板に漫画を書いたイメージを路上に置き換えるというかんじか.面白そうだ.自分は絵がかけないので,作業に参加することはないと思うが,路上アート,なんか楽しそうだ.
そうしてるまに山茶花の木のあるお宅についた.写真は,反対側から庭の木を写したものであるが,まーるく葉を茂らせている3本の木が山茶花である.山茶花を注意深くというか意識してみたことが今までなかったので,このサイズが標準なのかなと最初のころは思ってしまっていたのだが,これは翌日の散策時に普通サイズの山茶花を何本もみることにより,ようやくこの木の150年という歴史を把握することができた.

黒々とした種が木の周りに落ちていた.それを丁寧に拾い集めていただいた物の中から一粒とって指でつぶしてみる.じんわりと油がにじんできて,香りもよく,肌にぬると保湿される気がするー,だそうだ(H先生談).
山茶花の木を後にして,西日に向かって歩く.星が丘公園に向かった.そこには矢野さんが育てているヒメノボタンがある.西日に染まる丘の頂上付近に紫色の小さな花がたくさん.ここまで歩いてきた疲れもあってみんなで道路に腰を下ろした.本日もなかなかに疲れた.

やすらかに眠る