硯〜トマト〜四万十〜松野

hama09232008-10-23

大月・三原での調査を終え,この日は松山へ帰るだけである.それもなんなので,三原村で硯工場とトマト菜園を見学し,途中,四万十と松野によるというルートで.
小学校の低学年の頃,書道をやっていたこともあり硯には結構興味が湧いた.現在,工場には7〜8人の職人さんがいて,それぞれに個人のブースがある.原料の石にしても個人ごとに分けられていた.流れ作業と思っていたので,石選びから整形,彫りまで一人でやるというのには驚いた.

次に訪れたのがトマト菜園.農業もコンピュータで管理されて,できてしまう時代が来たんだなぁ,と改めて思う.ハウスの中に入るとそこに土は無く,1つ1つの苗に対して植木鉢みたいなのがひとつで,そこに何本もの管が挿してあり,栄養などを注入しているらしい.すこし歩くとダンボールの箱が並んでいた.何やろ?と思い説明を聞いていると,箱から黒い虫が飛んできた.蜂の巣箱だ.自然受粉させるためということだそうだが,驚いたのは蜂を売るという職業があるということ.

三原村を後にして四万十川沿いの細い道を行く.沈下橋が見え河へ降りる.河川敷で石を拾い,水切りや遠投を男五人で競った.水切りこそ40オーバーの巧みな技に屈したが,遠投ではバドで鍛えた?肩が活きてなんとか競り勝った.こうして何かを競えるってのは楽しいものだ.最近とくにそんな環境にないので.
四万十をさかのぼりついに目黒突入.さすが,H先生の雨男ぶりは凄まじく,目黒に入った瞬間雨がぽつぽつと降り始める.小学校ではいつも通りの生活,昼休みは思いっきり遊び,チャイムがなると走って掃除に向かう.少人数でも隅々まで徹底的に掃除する.子供が少し掃除を怠ける.まぁしゃーないなぁと,いつもは流されがちだが,注意できたのはなんか良かったな.
松山に帰って夕食.ここで食べたのどくろの塩焼きには感動した.